- 海外仮想通貨取引所に入金する方法を知りたい
- 日本円送金するのにおすすめの方法は?
海外仮想通貨取引所に入金する上で、上記のような悩みを持っている方もいるでしょう。
仮想通貨を海外仮想通貨取引所へ送金するには、国内の取引所で仮想通貨を購入した後、それを海外仮想通貨取引所の自分のウォレットアドレス宛に送金するのが一般的です。
この時、入金先のアドレスを入力しなければいけませんが、誤ったアドレスに送ると資産を失うリスクがあります。そのため、最初は少額でテスト送金をするのがおすすめです。
また、送金処理には数分から数十分かかることが多く、仮想通貨の種類やネットワークの混雑状況によっては反映までに時間を要します。
この記事では、海外仮想通貨取引所に入金する方法やおすすめの仮想通貨、注意点について分かりやすく解説します。
なお、おすすめの海外仮想通貨取引所は「海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング」で紹介しています。
仮想通貨を海外取引所へ入金(送金)する方法
仮想通貨を海外取引所へ入金(送金)する方法は、主に3通りあります。
- 仮想通貨を国内取引所から入金する
- クレジットカードで入金する
- 銀行送金で入金する
海外仮想通貨取引所によっては、送金完了後に「入金申請」や「タグ(メモ)」の入力が必要な場合もあります。
実際入金する時にスムーズに手続きできるよう、利用する海外仮想通貨取引所の入金方法を事前に確認しておきましょう。
仮想通貨を国内取引所から入金する
最も一般的なのは、国内仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、それを海外仮想通貨取引所へ送金する方法です。
国内仮想通貨取引所では、銀行振込やコンビニ入金などで日本円を入金すると、取引所内でビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨をそのまま購入できます。
取引所の出金機能を使えば、購入した仮想通貨を簡単に海外仮想通貨取引所に送金できます。

この方法は比較的安全性が高く、仮想通貨に関する基礎知識があれば初心者でも迷わず進められるはずです。
ただし、送金時には送金手数料やネットワークの混雑状況を確認しておきましょう。
クレジットカードで入金する
一部の海外仮想通貨取引所では、クレジットカードを利用して直接仮想通貨を購入し、そのまま取引を開始することも可能です。
この方法はクレジットカード決済を普段使っている方なら非常に手軽に行え、反映スピードも早いため、入金方法を迷っている方にもおすすめです。
ただし、手数料が高めに設定されている場合があり、特に海外仮想通貨取引所の場合はVISAやMastercardに対応したカードに限定されることもあります。



また、カード会社側が仮想通貨関連の決済を制限しているケースもあるため、事前に利用可否を確認しておくと良いでしょう。
他にも、危険な海外仮想通貨取引所を選んでしまうとカード情報を抜かれる可能性があるので、安全性の高い取引所を選ぶことを大前提にしてください。
関連:海外仮想通貨取引所でクレジットカード購入する方法と注意点を徹底解説
銀行送金で入金する
海外仮想通貨取引所に入金する手段として銀行送金もありますが、こちらは主に法人や高額取引を行う専業トレーダー向けです。
具体的には国内の銀行から海外仮想通貨取引所の銀行口座へ国際送金を行う方法で、送金完了までに数営業日ほどかかる上、為替手数料や中継銀行の手数料などが加算されます。



また、海外仮想通貨取引所の拠点を置いている国や取引所によっては、銀行送金を受け付けていない場合もあります。
取引所のサポート体制や送金先情報を事前に確認した上で銀行送金を選ぶようにしてください。
海外取引所への入金(送金)におすすめの仮想通貨銘柄
海外仮想通貨取引所へスムーズに送金したい方は、反映スピードと手数料のバランスが取れた仮想通貨を選ぶと良いでしょう。
特に送金向きの仮想通貨銘柄を使えば、入金してすぐに取引を始められたりトラブルなく資金を預けられたりします。
- ビットコイン
- イーサリアム
- リップル
ここでは、特に送金するのにおすすめな銘柄を紹介します。
ビットコイン


ビットコイン(BTC)は最も知名度の高い仮想通貨で、ほぼすべての海外仮想通貨取引所の入金に対応しています。
世界的に流通量が多く信頼性も高いため、初めて海外送金を行う方でも安心ですし、メルカリやビックカメラで使えるなど利便性も抜群です。
ただし、ネットワークの混雑時には送金手数料が高くなる傾向がある点に注意が必要です。



また、送金スピードも平均して10分前後と、他のアルトコインに比べてやや遅めなこともあります。
高額送金にはおすすめですが、小口送金では手数料負担が重くなる場合もあるので、ビットコインの手数料を確認しておきましょう。
イーサリアム


イーサリアム(ETH)は、スマートコントラクト機能を備えた仮想通貨として広く利用されています。
多くの海外仮想通貨取引所がイーサリアムでの入金に対応しており、送金スピードも比較的早いのが特徴です。
また、送金に使えるブロックチェーンが多いのも人気な理由の一つで、特にERC-20トークンを扱うプラットフォーム間での送金に使う方が多いようです。



「ガス代」と呼ばれるネットワーク手数料が変動しやすいため、その時空いているブロックチェーンを選んだり、送金のタイミングを調整したりすると良いでしょう。
また、取引量が多い分、送金先のアドレス入力やメモ情報などに誤りがないよう注意して入金してください。
リップル


リップル(XRP)は、圧倒的な送金速度と安い手数料が魅力の仮想通貨です。
最大の特徴は送金スピードで、わずか数秒程度で送金が完了するため、入金してすぐに取引したい時にもおすすめです。



なお、送金時には「宛先タグ(Destination Tag)」の入力が必要な場合があるので、記入ミスには注意しましょう。
また、リップルは価格の変動が比較的小さいため、安定した送金手段としても重宝します。
多くの海外仮想通貨取引所で採用されており、特にアジア圏での利用率が高い仮想通貨なので、日本人トレーダーはぜひ使ってみてくださいね。
国内取引所から海外取引所に入金(送金)する方法
国内取引所から海外取引所に入金(送金)する方法について、順を追って解説します。
- 海外取引所で口座開設と本人確認を行う
- 国内取引所で日本円を入金する
- 日本円で送金用の仮想通貨を購入する
- 国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金する
実際の画像と一緒に見ていきましょう。
①海外取引所で口座開設と本人確認を行う
はじめに、国内外それぞれの仮想通貨取引所で口座を開設し、本人確認を済ませる必要があります。
運転免許証などの本人確認書類をスマートフォンで撮影し、国内仮想通貨取引所にアップロードします。


ほとんどの国内仮想通貨取引所では、本人確認の際に自撮り画像の提出も求められます。
顔を左右に動かすなど、複数のパターンで撮影を行う仕様の取引所が一般的です。
本人確認書類と自撮り画像の送信後、審査が終わるまでしばらく待ちましょう。


営業日であれば、数分から半日程度で審査が完了する取引所が多いです。
海外仮想通貨取引所でも、国内取引所と同じように本人確認手続きを進めます。
Bybitでは、自撮り写真を送信してから最短数秒で承認が完了することもあるので急いでいるときにおすすめです。


口座開設が完了すれば、ウォレットアドレスが発行され、入金が可能となります。
②国内取引所で日本円を入金する
本人確認が完了した後は、国内仮想通貨取引所に日本円を入金します。
銀行振込、クレジットカード決済、コンビニ入金など、複数の入金方法があります。
ここでは銀行振込の手順を例に説明します。
銀行振込を利用する場合、取引所が指定する振込先口座を確認します。


この口座へ振り込むことで、日本円を口座へ入金できます。
国内仮想通貨取引所によっては、クイック入金やコンビニ入金も利用可能です。
クイック入金は通常の振込よりも即時反映されることが多いです。
入金したい金額を入力し、「入金する」などのボタンを押します。
クイック入金では、銀行のアプリやネットバンキングが自動で起動することがほとんどなので、その後は必要事項が入力された状態で「確定」を押すだけです。
通常振込の場合は、振込先情報を手入力して送金を確定します。


振込が完了した後、取引所口座に入金が反映されるまで待機します。
クイック入金であれば即時、または10分ほどで反映されることが多いです。
反映されると、口座残高に入金額が追加されます。
なお、この時点ではまだ日本円なので、ここから仮想通貨を購入します。
③日本円で送金用の仮想通貨を購入する
入金した日本円を使って、ビットコインやイーサリアム、リップルなどの仮想通貨を購入しましょう。
国内仮想通貨取引所の画面で購入したい仮想通貨を選びます。
チャートとともに「買う」「売る」などのボタンが表示されることが一般的です。


送金を目的とする場合は、できるだけ手数料が低く、処理速度が速い仮想通貨を選びましょう。


購入する通貨を選択したら、買いたい数量や日本円での金額を入力します。


初心者の方は日本円の金額指定が分かりやすいのでおすすめです。
購入が完了すると、画面に購入完了の表示が出ます。
自分のウォレットに仮想通貨が反映されるのを確認してください。
なお、取引所では「成行注文」や「指値注文」を選択でき、価格やタイミングを調整することも可能です。
④国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金する
海外取引所で送金先となる仮想通貨の入金画面を開き、アドレスとQRコードを取得します。


今回はBTCを例に、BTC用の入金アドレスをコピーします。
コピーしたアドレスを国内取引所の出金画面に貼り付けます。


送金先として「海外取引所」を選択し、該当する取引所名を選びます。
送金先が本人の場合、「お客様本人」を選択すれば新たな入力は不要です。


また、送金目的欄には「売買」など実際の利用目的を正確に記入しましょう。


必要に応じてタグやメモを入力し、送金額と手数料を確認した上で送信してください。
送金後、数分から30分ほどで海外仮想通貨取引所に反映されます。
反映時間は仮想通貨の種類やネットワークの混雑状況によって変動します。
無事に着金が確認されたら、海外仮想通貨取引所での仮想通貨取引を開始できますよ!
入金(送金)におすすめの海外仮想通貨取引所
仮想通貨を海外仮想通貨取引所に送金する際は、信頼性や使いやすさ、手数料の安さなどの基準を満たす海外仮想通貨取引所を選びましょう。



特に日本語対応がある、または日本人ユーザーが多い取引所は、トラブル時のサポートも受けやすいため安心です。
ここでは、初心者から上級者まで幅広く支持されている3つの海外仮想通貨取引所を紹介します。
- Bybit
- Bitget
- MEXC
それぞれ特徴が異なるため、自身の取引スタイルに合わせて選びましょう。
Bybit


Bybitは、使いやすいデザインと日本語対応の充実したサポート体制で、多くの日本人ユーザーに選ばれている大手海外仮想通貨取引所です。
最大レバレッジ100倍、取引手数料0.075%とプロでも満足に使える環境で、高性能な取引ツールや約定率の高さが評判を呼んでいます。
また、現物取引だけでなく、先物取引やステーキング機能も充実しており、幅広い取引が叶う点も特徴です。



入出金の処理も比較的迅速で、USDTなどの主要通貨の取り扱いが豊富な点なので初心者でも入出金・取引で困ることがありません。
さらに、キャンペーンやボーナス制度も頻繁に実施されており、入金後お得に取引できますよ!
Bitget


Bitgetは、コピー取引(コピートレード)機能が特に注目されている取引所です。
初心者でもプロトレーダーの取引を自動的に追従できるため、戦略に自信がないユーザーでも安心して利用できます。
また、日本語に対応した公式サイトやアプリがあり、海外仮想通貨取引所を初めて使う方にもおすすめです。



セキュリティ面では、保険基金制度を導入しており、ハッキング被害に対する補償体制も整っています。
取引手数料も比較的安く、コストパフォーマンスを重視する方にも向いていますよ。
MEXC


MEXCは上場されているトークンの種類が非常に豊富で、草コインや新興プロジェクトへの早期投資を狙うユーザーにとっておすすめの海外仮想通貨取引所です。
また、頻繁にエアドロップやローンチパッドを実施しており、新規通貨をもらえる機会がたくさんある点も特徴です。



日本語表示も対応しており、スマートフォンアプリの使いやすさも高い評価を受けています。
流動性も十分に確保されており、スムーズに取引できるので、狙ったタイミングで取引したいときに重宝するでしょう。
また、入出金やアカウント管理も直感的で、初心者でも比較的使いやすい取引所と言えますよ。
仮想通貨を海外取引所へ入金する時の注意点
海外仮想通貨取引所への送金は簡単に見えて、実は細かい注意点がいくつかあります。



海外仮想通貨取引所への送金時にトラブルが発生した場合、日本の金融庁の管轄外であるため、基本的に自己責任で対応しなければいけません。
送金前に必ず以下の点を確認し、資産を失うリスクを減らしましょう。
- 送金先のアドレスを間違えないように確認する
- 取引所指定のネットワーク通貨を送る必要がある
- 送金手数料がかかることを把握しておく
- 入金後の着金に時間がかかる可能性がある
- 二段階認証や本人確認が必要な場合がある
順番に解説していきます。
送金先のアドレスを間違えないように確認する
仮想通貨の送金は、一度アドレスを間違えると資金を取り戻すことができません。
送信先アドレスは必ずコピーペーストし、可能であれば複数回確認したり、少額をテスト送金したりしましょう。



送金アドレスの入力ミス以外にも、類似のアドレスやフィッシング詐欺には注意が必要です。
QRコードを利用する場合も、スキャン後にアドレスが正しいか再確認してくださいね。
取引所指定のネットワーク通貨を送る必要がある
取引所によっては、同じ銘柄でも対応ネットワークが異なることがあります。



例えばUSDTであっても、「ERC-20」「TRC-20」「BEP-20」など複数のネットワークがあるのです。
誤ったネットワークで送金すると、資金が反映されないばかりか、永久に失われる可能性もあります。
送金前には必ず、受け取り側のネットワーク指定を確認しましょう。
送金手数料がかかることを把握しておく
仮想通貨の送金には、ネットワーク手数料が発生します。
手数料は仮想通貨の種類や混雑状況によって大きく異なり、特にイーサリアム(ETH)絡みのトークンは高騰することがあります。



送金金額やタイミングによっては手数料が割高に感じられるので、事前にコストを計算しておくと良いでしょう。
また、一部の取引所では手数料無料キャンペーンが行われていることもあるため、こまめにチェックすることをおすすめします。
入金後の着金に時間がかかる可能性がある
ネットワークの混雑や、取引所側の承認作業による遅延が原因で、送金した仮想通貨がすぐに着金しない場合もあります。
特に入金反映が自動ではない取引所では、数時間から場合によっては1日以上かかることもあります。
急ぎの取引がある場合は、余裕を持って送金を済ませておくようにしましょう。
二段階認証や本人確認が必要な場合がある
多くの海外仮想通貨取引所では、セキュリティ強化のために二段階認証(2FA)やKYC(本人確認)を求めています。
これらの手続きが完了していない場合、送金や受け取りが制限されることもあるため注意が必要です。



また、KYCに必要な書類提出や確認に数日かかるケースもあります。
安全性を高めるためにも、スムーズに入金を進めるためにも、アカウント作成時にこれらの手続きを済ませておくことをおすすめします。
関連するよくある質問
最後に、海外仮想通貨取引所の日本円入金に関連する質問に回答します。
- 仮想通貨を海外取引所から日本円で出金できる?
- 仮想通貨を海外取引所から出金する時に税金はかかる?
- 仮想通貨を海外取引所へ送金する時に税金はかかる?
- 仮想通貨を海外取引所へ日本円で入金できる?
- 仮想通貨を海外へ送金する際に規制がかかる場合はある?
- 仮想通貨の海外取引所おすすめランキングは?
順番に確認していきましょう。
仮想通貨を海外取引所から日本円で出金できる?
基本的に海外仮想通貨取引所から直接日本円で出金することはできません。
国内取引所やウォレットを経由して、一度仮想通貨を日本円に換金する必要があります。
関連:海外仮想通貨取引所は日本円で出金できない?現金化や換金方法・税金についても解説
仮想通貨を海外取引所から出金する時に税金はかかる?
仮想通貨を海外仮想通貨取引所から利益を出金する場合、課税対象となります。
海外仮想通貨取引所で稼いだ場合も、日本では雑所得として申告しなければいけないので注意しましょう。
仮想通貨を海外取引所へ送金する時に税金はかかる?
単なる送金では課税されませんが、送金前後で価格変動があった場合、その差額が利益とみなされることがあります。
送金目的か利益の出金か判別するためにも、記録をきちんと残しておくようにしましょう。
仮想通貨を海外取引所へ日本円で入金できる?
海外仮想通貨取引所の多くは日本円での直接入金には対応していません。
国内取引所で仮想通貨を購入し、そこから海外仮想通貨取引所へ送金するようにしましょう。
仮想通貨を海外へ送金する際に規制がかかる場合はある?
日本では原則として自由に仮想通貨を海外に送金できますが、マネーロンダリング防止の観点から規制強化が進んでいます。


取引額や送金頻度によっては、金融機関からの確認が入る可能性もあることを覚えておきましょう。
仮想通貨の海外取引所おすすめランキングは?
現在人気の高い取引所としては、Bybit、Bitget、MEXCなどが挙げられます。
それぞれの取引所によって特徴や入金に対応している通貨は異なるので、自分の目的に応じて選びましょう。
まとめ
海外仮想通貨取引所への入金には、手数料やネットワークの確認、送金先のアドレスミスなど、さまざまな注意点があります。
入金のしやすさ・安全性で海外仮想通貨取引所を選ぶなら、Bybit、Bitget、MEXCの3社がおすすめです。
自己資金を用意しておくことはもちろん、入金できる通貨を確認したり、本人確認を済ませておいたりと、スムーズに入金できる環境を整えておきましょう。
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