- 海外取引所はクレジットカードを使える?
- 日本のクレジットカードを使うときの注意点は?
上記のような悩みを持っている方もいるでしょう。
国内仮想通貨取引所ではあまり普及していませんが、海外仮想通貨取引所ではVISAやMasterCardなどを使って簡単にビットコインやイーサリアムを購入できます。
クレジットカードを使えば、送金する手間が必要最低限で済む上、スピーディーに反映されます。
この記事では、クレジットカードで仮想通貨を購入できる海外仮想通貨取引所の仕組みやメリット・デメリット、おすすめの取引所について詳しく解説します。
なお、海外仮想通貨取引所の総合ランキングは「海外仮想通貨取引所おすすめ比較ランキング」で解説していますので気になる方は併せてご覧ください。
海外取引所の仮想通貨はクレジットカードで買える?
まず、海外取引所の仮想通貨はクレジットカードで買えるかを解説します。
- VISA・JCB・MasterCardは決済できる
- Google PayやApple Payでも決済できる
- 日本のクレジットカード会社の半分程度は利用できる
順番に見ていきましょう。
VISA・JCB・MasterCardは決済できる
ほとんどの海外仮想通貨取引所は、VISA・MasterCard・JCBなど主要ブランドのクレジットカードに対応しています。
特にVISAとMasterCardの普及率が高く、一部の海外仮想通貨取引所はJCBのクレジットカードにも対応しています。

また、その中には、SimplexやMoonPayといった決済代行業者を介して安全にカード決済を行う仕組みを整えている業者もあるようです。
取引所によって対応している国際ブランドや手数料、購入限度額は異なるので、確認してから手続きするようにしてください。
Google PayやApple Payでも決済できる
近年では、クレジットカードだけでなく、Google PayやApple Payなどのスマホ決済にも対応する取引所が増えています。
モバイル決済を使えば、クレジットカード情報を直接入力せずに安全に仮想通貨を購入できるのがメリットです。
顔認証や指紋認証などのセキュリティ機能も備わっており、利便性と安全性を両立しているので安心ですよ。
日本のクレジットカード会社の半分程度は利用できる
すべての日本のクレジットカードが仮想通貨の購入に使えるわけではありません。
実際には、約半数のカード会社が仮想通貨取引への利用を求めているものの、銀行系のカードでは利用を制限されることもあります。



なぜなら、仮想通貨取引は投機的な要素があるからです。
利用前に、決済予定のクレジットカードが仮想通貨関連の支払いに対応しているかどうかを確認しておきましょう。
海外取引所の仮想通貨をクレジットカードで購入するメリット
海外取引所の仮想通貨をクレジットカードで購入するメリットには、次のようなものがあります。
- 仮想通貨を日本円で直接購入できる
- 取引所へ送金する手間が省ける
- 少額投資ができるため始めやすい
- ポイント還元やキャッシュバックが受けられる
- 仮想通貨をすぐに購入して取引できる
順番に見ていきましょう。
仮想通貨を日本円で直接購入できる
クレジットカードを使えば、海外仮想通貨取引所であっても日本円で直接仮想通貨を購入できます。
これは、為替の変動に影響されにくく、レートがはっきりしているので、仮想通貨取引所に入金するのが初めての方にもおすすめです。



また、日本円を取引所に送金してから購入する、という手間がかからない点もポイントです。
分かりやすい決済方法を選びたい方は、円建てでの取引に対応している海外仮想通貨取引所を選び、クレジットカードで入金してください。
関連:海外仮想通貨取引所は日本円で入金できる?おすすめの送金方法や手数料・税金についても解説
取引所へ送金する手間が省ける
通常は国内仮想通貨取引所から海外仮想通貨取引所へ仮想通貨を送金する手間が必要ですが、クレジットカード購入であればそれが不要になります。
時間も手数料も節約できるため、スムーズに取引を始められるのが魅力です。



特に海外送金は手数料が高額になりやすいので、コストを削減したい方におすすめです。
反映スピードが早い分、仮想通貨市場の急激な価格変動にもすぐ対応できますよ。
少額投資ができるため始めやすい
クレジットカードを使った仮想通貨購入は、1,000円程度の少額から始められる場合もあります。
仮想通貨はボラティリティが大きく、一瞬で大きく稼いだり損したりする可能性がある商品です。



そんな仮想通貨でも、クレジットカードで少額だけ入金すれば、リスクを最小限に抑えて投資経験を積めます。
また、少額入金→取引を繰り返せば、継続的に少額投資を積み重ねる「ドルコスト平均法」の効果を期待できますよ。
ポイント還元やキャッシュバックが受けられる
利用するカードによっては、仮想通貨購入にもポイントが付与されたり、キャッシュバックを受けられたりするケースがあります。



例えば、ポイント還元率が1.0%ほどのクレジットカードで決済すれば、1,000円入金して10ポイントが還元され、実質的な購入コストを抑えられます。
また、海外仮想通貨取引所の独自キャンペーンを利用して、いつも以上にお得に購入できるチャンスがあるかもしれません。
ただし、クレジットカードの手数料が高い場合はポイント還元・キャッシュバックを受け取っても損してしまう可能性があるので、決済方法選びは慎重に行いましょう。
仮想通貨をすぐに購入して取引できる
クレジットカードを使えば、入金手続きから実際の仮想通貨購入までを即時に完了できます。
そのため、タイミングを逃さず、市場が動いているうちにすぐ取引を始めることが可能です。
特に仮想通貨はほかの商品よりも一気に価格が動くので、狙ったタイミングで注文できる環境が求められます。



クレジットカードは、こうしたスピード感が求められる短期売買スタイルにも適した購入方法です。
反対に、銀行振り込みなどは反映に数営業日要することもあるので、利益チャンスを逃したくない方はクレジットカード決済を検討しましょう。
海外取引所の仮想通貨をクレジットカードで購入するデメリット
一方、海外取引所の仮想通貨をクレジットカードで購入するデメリットには以下のようなものがあります。
- 手数料が高額に設定されている
- 購入限度額の制限がある
- セキュリティリスクと情報漏洩の可能性がある
- トラブル発生時にスムーズに解決できない場合がある
順番に見ていきましょう。
手数料が高額に設定されている
クレジットカードでの仮想通貨購入は、3〜5%の手数料がかかることが一般的です。



例えば、10万円分の決済を行うと、3,000円~5,000円分は手数料として差し引かれてしまいます。
具体的な手数料は利用する海外仮想通貨取引所や通貨ペアによって異なるものの、取引所側の上乗せ手数料や決済代行業者の利用料が含まれている分、購入コストが割高になるのです。
クレジットカード会社と海外仮想通貨取引所の両方で手数料が発生する場合、他の入金方法よりもコストがかさむ可能性もあるので注意してください。
購入限度額の制限がある
カード会社や取引所によって、1日の購入限度額や1回あたりの利用上限が設けられている点にも注意が必要です。
例えば、1日あたり10万円までの入金しか認められていない場合、その日は10万円以上の仮想通貨を購入できません。
つまり、大量の仮想通貨を一度に購入することは難しいことがあるのです。



また、海外仮想通貨取引所の購入限度額に余裕があっても、クレジットカード会社側で限度額を定めているケースもあります。
高額または大口の取引を行いたい場合は、海外仮想通貨取引所やクレジットカード会社に限度額がいくらか確認しておきましょう。
セキュリティリスクと情報漏洩の可能性がある
クレジットカード情報をオンラインで登録するのは、情報漏洩や不正利用のリスクを伴います。
特にセキュリティが弱い取引所や決済業者を利用した場合、ハッキングや不正利用など、重大な被害にあう可能性もあります。
これは海外仮想通貨取引所に限った話ではなく、普段のインターネットショッピングにも当てはまる話ですが、自分の情報を守るために信頼できるサービスを選ぶことが大前提です。
また、海外仮想通貨取引所の二段階認証を利用したり、クレジットカードの利用通知をオンにしたりするのもおすすめですよ。
トラブル発生時にスムーズに解決できない場合がある
海外仮想通貨取引所では、日本語サポートが不十分だったり、時差の影響でカスタマー対応に時間がかかったりすることがあります。
また、日本の金融庁の認可を受けていない分、日本の法律をもとに解決することができません。



他にも、クレジットカード決済時のトラブルは、海外仮想通貨取引所だけでなくクレジットカード会社にも連絡する必要があります。
トラブル発生時にスムーズに解決できない場合は英語でのやり取りが必要になることもあるので、あらかじめFAQや評判を確認しておくと安心です。
仮想通貨をクレジットカードで買えるおすすめの海外取引所
現在、たくさんの海外仮想通貨取引所がクレジットカード決済に対応しています。
しかし、安全性・信頼性が高く、日本人でも安心してクレジットカード決済できる海外仮想通貨取引所は一握りです。
そこでここでは、仮想通貨をクレジットカードで購入できる海外仮想通貨取引所を3つ紹介します。
- Bybit
- MEXC
- Bitget
順番に見ていきましょう。
Bybit


Bybitは、日本語対応が充実しており、使いやすさに定評のある海外仮想通貨取引所です。
クレジットカードはVISA・MasterCard・JCBに対応しており、MoonPayなどの決済サービスを通じて簡単に仮想通貨が購入できます。
また、以下のようにクレジットカード決済の手数料はそれほど高くありません。
国際ブランド | 手数料 |
---|---|
Visa | 3.05% |
MasterCard | 2.7% |
JCB | 4.5% |



即時反映のスピード感もあり、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
画面が見やすく、24時間日本語サポートに対応しているので、是非Bybitでクレジットカード決済してくださいね。
MEXC


MEXCは、取扱銘柄の豊富さと柔軟な入金方法が魅力の取引所です。
クレジットカード決済はVISA・MasterCardの2種類に対応しており、日本円を使ってUSDTやBTCなどを直接購入することができます。
手数料やレートも比較的低く、少額から仮想通貨投資を始めたい方におすすめです。



なお、手数料は国際ブランドではなくサービスプロバイダーによって異なります。
サービスプロバイダー | 手数料 |
---|---|
banxa | 3.24% |
mercuryo | 3.95% |
simplex | 3.5~5%または10ドル |
反映も早く、入金したその日のうちに取引を始めたい方にもおすすめですよ。
Bitget


Bitgetは、セキュリティ対策が強化された海外仮想通貨取引所として注目を集めています。
クレジットカードでの購入はVISA・MasterCardの2種類に対応し、中国発行のUnionPayも使えます。



なお、手数料は国際ブランドではなくサービスプロバイダーによって異なります。
サービスプロバイダー | 決済手数料 |
---|---|
Bitget | 8.3% |
Banax | 7.33% |
Simplex | 4.6% |
AlchemyPay | 12.99% |
Mercuryo | 11.05 |
このように他社に比べると高めですが、定期的にクレカ決済に関するキャンペーンを開催しているので、実質的なコストは抑えられます。
他にも、Apple PayやGoogle Pay、Paypalなど電子決済も可能なので、自由に入金したい方はBitgetを使ってみてください。
クレジットカードで海外取引所の仮想通貨を購入する方法
クレジットカードを使って仮想通貨を購入する方法は、手軽でスピーディな反面、手順を誤るとトラブルにつながる可能性もあります。
ここでは、海外の仮想通貨取引所を利用してクレジットカードで仮想通貨を買う際の手順を、順を追って解説します。
- 海外取引所で口座開設と本人確認(KYC)
- 海外取引所でクレジットカードを登録
- 登録したクレジットカードで仮想通貨を購入
ここではBybitの画像とともに確認していきましょう。
①海外取引所で口座開設と本人確認(KYC)
まずは、仮想通貨を購入したい海外仮想通貨取引所に登録する必要があります。
クレジットカード決済におすすめの海外仮想通貨取引所には、Bybit、Bitget、MEXCなどがあり、日本語サービスにも対応しているのでおすすめです。
登録後は、本人確認(KYC)と呼ばれる手続きを行い、身分証明書や自撮り写真の提出が求められます。



また、住所を確認できる公的な書類や公共料金の請求書が求められることもあります。
KYCを完了しないと、クレジットカード購入や高額な取引に制限がかかる場合があるので、早めに対応しましょう。
②海外取引所でクレジットカードを登録
KYCが承認されたら、次に支払い手段としてクレジットカードを登録します。
まず、マイページから「入金」を選びましょう。


VISAやMasterCardに対応している海外仮想通貨取引所がほとんどですが、取引所によってはJCBやAMEXも利用できる場合があります。
クレジットカード情報を登録する際は、セキュリティ面でも信頼できるプラットフォームを選ぶことが重要です。
③登録したクレジットカードで仮想通貨を購入
クレジットカードを登録したら、実際に仮想通貨を購入します。
取引所の「購入」ページから通貨の種類(例:BTC、ETH、USDTなど)と金額を選び、支払い方法としてクレジットカードを選択してください。


続いて、入金額を入力します。


次に、カード詳細情報を入力します。


入金先は「現物」、「デリバティブ」、「資金調達」のいずれを選んでも、後から資金振替できるので問題ありません。



決済処理が完了すれば、数分以内にウォレットへ反映されます。
以上の手続きでクレジットカード入金が完了します!
ネットワークが混雑している場合反映に時間がかかる場合があるので、しばらく待っても反映されない時にカスタマーサービスへ問い合わせてみましょう。
関連するよくある質問
最後に、関連するよくある質問に回答していきます。
- 海外取引所で仮想通貨をクレジットカードで購入するのは禁止?
- 仮想通貨をクレジットカードで購入する際はKYCなしでも大丈夫?
- 海外仮想通貨取引所はクレジットカード入金できる?
- 仮想通貨とクレジットカードの提携サービスはある?
- 仮想通貨取引が税務署にバレる可能性はある?
- 仮想通貨をクレジットカードで現金化することはできる?
順番に見ていきましょう。
海外取引所で仮想通貨をクレジットカードで購入するのは禁止?
いいえ、原則として禁止されていません。
多くの海外仮想通貨取引所では、KYCを完了していればクレジットカードによる仮想通貨購入が可能です。



ただし、海外仮想通貨取引所は日本の法律ではなく海外の法規制に基づいて運営されているため、自己責任での利用が求められます。
また、一部のクレジットカード会社は仮想通貨取引目的の利用を禁止している場合があるので注意してください。
仮想通貨をクレジットカードで購入する際はKYCなしでも大丈夫?
基本的に、KYCなしではクレジットカード決済はできない取引所がほとんどです。
一部のサービスでは少額の購入のみKYCなしで入金できる場合もありますが、セキュリティや資産保護の観点からKYCを行ってから入金したほうが良いでしょう。
身分証明書や住所確認書類を提出してKYCを完了させると、全サービスを使えるようになりますよ。
海外仮想通貨取引所はクレジットカード入金できる?
はい、多くの海外仮想通貨取引所ではクレジットカードによる入金・購入が可能です。
ただし、「入金」というよりは「購入」という形式が多く、カードを通じて直接仮想通貨を買うスタイルが主流になっています。
事前に対応している国際ブランドや決済手段を確認しておくと安心です。
仮想通貨とクレジットカードの提携サービスはある?
いくつかの取引所では、専用の仮想通貨デビットカードを発行しています。
代表例としてAurora Card、bitfreeなどが挙げられます。
このようなカードを使えば、仮想通貨をそのまま法定通貨に変換して日常の買い物に使えたり、購入コストを抑えられたりするので、検討してみてください。
仮想通貨取引が税務署にバレる可能性はある?
はい、特にクレジットカードで購入した記録や、銀行口座への送金履歴は税務署に把握される可能性があります。
日本では仮想通貨の利益に対して所得税が課せられるため、利益が出た際はきちんと申告しましょう。
なお、無申告や過少申告が発覚すると、追徴課税の対象となります。
仮想通貨をクレジットカードで現金化することはできる?
理論上は可能ですが、直接現金化する方法は基本的に存在しません。
現金化するには、まず仮想通貨を取引所で売却し、得た日本円を銀行口座に送金する必要があります。
また、現金化目的のクレジットカード利用はカード会社の規約違反に該当する恐れがあるので、クレジットカードでの現金化は避けてください。
まとめ
クレジットカードを使って海外仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する方法は、利便性が高く、スピーディーに反映させたい場合におすすめです。
ただし、KYCの実施や手数料の確認、税金対策など、注意すべき点も多くあります。
特に日本では税制や法規制の対象外である海外仮想通貨取引所を使うことになるため、自身の責任で情報を整理し、リスク管理を行うことが大切です。
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